No. 52 – 最新情報

by | May 10, 2017 | 連載記事 | 0 comments

昨年末に移民局が発表した最新の改訂情報に関するまとめをリストアップ致しました。

Sponsorship(配偶者)移民申請

国内申請の場合、審査期間は26ヵ月間とされていましたが、今年度より12ヵ月以内に審査を完了することを目指すと移民局の大臣が発表しました(複雑なケースを除く)。また昨年までに国内申請で移民申請を行ったケースに関しては、2017年12月までには審査結果を出すようにするとのことです。

これに伴い、今年度よりSponsorship(配偶者)移民申請用の申請書が一新されました。国内申請・国外申請を問わず、同じ申請書を提出することとなります。古いバージョンの申請書は1月31日までに申請した場合にのみ引き続き使用可能となります。また予め申請前に健康診断を受診することが不要になるなど、提出書類にも若干変更がありますのでご注意下さい。

Sponsorship(両親・祖父母)移民申請

2017年より、従来の「最大受け入れケース数に達した時点で締め切る」「年が明けると共に早く申請した者勝ち」というプロセスではなく、1月3日から2月2日の間にオンラインのフォームに記入・申請し、招待状を受領した場合にのみ、移民申請が可能となりました。この招待状はランダムに選択された10,000 ケースに対して発行され、受領した場合90日間の間に移民申請をすることが可能です。招待状を受領しなかった場合、2018年1月にまた再度オンラインのフォームに記入・申請をすることが可能となります。

Work Permit

2016年12月13日以降、「Work Permitの最大取得期間4年間」という条項がなくなりました。NOCレベル0 或いはAの職種で就労している方は既にこの条項適応外となっていましたが、今後は全ての職種においてこの条項が該当しなくなります。従って(WP取得の条件を満たしていれば)4年以上カナダでTemporary Foreign Workerとして就労することが可能になります。

以上になります。
Liberal政権になったことで、今後もこのような改訂が続くものとみられています。頻繁に改訂や変更があるため、申請時には十分ご注意下さい。またご不安であれば弁護士、或いは政府公認移民コンサルタントにご相談されることをお勧め致します。