ja日本語enEnglish

両親・祖父母移民申請(2018年度)

今月は両親・祖父母カテゴリーの移民申請について、最新情報をお伝えします。既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、このカテゴリーは現在抽選制です。2018年は1月2日から2月1日の間にオンラインにてフォームを入力して応募し、2月1日以降抽選が行われます。当選した場合、移民局より招待状が送られてきますので、指示に従って90日位内に必要書類を提出し移民申請をする、というプロセスになります。当選数は10,000ケースとなります。当選しなかった場合、新たに2019年にカテゴリーがオープンした際に再度応募して下さい、と移民局はアドバイスをしています。

■政府の意図と現実
以前は年間5,000ケースのみの受付であり、また申請に関しては抽選ではなく「早い者勝ち」のプロセスでした。従って通常1月2日頃にカcoverテゴリーがオープンしても、10日頃にはカテゴリーがクローズという告知が出ていました。抽選ではなかったので、申請時に全ての書類が完全に揃っていなければなりませんでした。従って書類の準備は前年の夏~秋頃から着々と進め、年が明けると同時に郵送、というパターンでした。

(改行)政府はこのプロセスを改善するために、2017年より抽選制としました。新しいプログラムは「申請条件を満たさない人を未然に見極め、申請する機会を与えない」ということと、「地理的なことで(郵送などにおいて)不利が生じないようにする」ことが目的であったと言われています。それにも関わらず、2017年の応募フォームにはこのカテゴリーで一番重要な申請条件である、「過去3年間の収入レベル」についての記入箇所が一切ありませんでした。従って当選して招待状を受領したにも関わらず申請条件を満たしていないという人が多発し、移民局が(招待状を発行後に)最終的に受領した移民申請の数は10,000ケースには全く及ばない、6,020ケースであったことが発表されています。その結果、2017年秋に再度抽選状を送るという処置を取り、2017年は合計で9,500ケースを受領したとのことです。

■賛否両論
この新しい抽選制度については、プロフェッショナル(弁護士・政府公認移民コンサルタント)の間でも賛否両論があるようです。「10,000ケースという上限をなくすべきだ。過去3年間の収入レベルや、その他の申請条件をもってすれば、おおよそこの数字程度の申請数になるはず」という意見もあれば、「未然に一つ一つ申請条件を満たしているかを確認し、それから招待状を送り、申請するのは効果的」という意見もあります。但し大きな弁護士事務所などで、2017年に30ケース以上も応募したにも関わらず、一通も招待状を受領しなかったという結果が報告されています。従って残念ながら応募しても絶対に選ばれる訳ではありません。また2017年は過去3年間の収入レベルについて一切応募フォームで聞かれなかったため、結果として申請条件を満たさない人が沢山招待状を受領していたことになります。2018年度の応募フォームでは改善されていますが、収入の証拠提出は(応募時点では)義務付けられていないため、実質的に誰でも応募できることには変わりません。

■審査期間
以前はこのカテゴリーの審査期間は7年程度でした。ここ数年においてプログラムの申請方法やルールが見直されたことや、新しく大勢のオフィサーが遅延を防ぐために移民局に雇われたことなどから、審査期間は著しく改善されています。今現在はおおよそ3年半~4年程度と言われています。(保証は致しかねますこと、ご了承下さい。)いずれにせよ、とても時間のかかるカテゴリーですので、どうしてもご両親・祖父母の方と早急に暮らしたい、という方はSuper Visaの申請を同時進行で進められることがベストと言えます。

■今後の動向
このカテゴリーはまだまだ法律やルールの改訂が多くあると言われています。従って最新情報を常にチェックしていることが成功の鍵であるとお考え下さい。